助けて、オレの大好きな人・・・









・・・オレは一体何をしているんだ・・・・・・?









「・・・・・・っ・・・、くぅ・・・」












オレは学級委員長に捕まった。


それは、オレの不注意なのだ。










・・・情けないな・・・












「・・・くぅあ・・・・・・っっ!」










突然、ビリッと体に電気が流れたような感覚が襲い、声をあげてしまう。






ああ、そうか・・・。今、体触られてるんだったな・・・。














学級委員長の片手がオレの服の中に入り込み肌に触ってきたのだ。



途端に制服が乱れた。












彼はオレの声に満足そうに笑みを浮かべ、胸やら何やら、めちゃくちゃに撫で上げる。














・・・・・・変態め・・・・・・。














内心で冷静に悪態をつくオレは、もう息が上がっている。




たぶん、頬も火照っているのだろう・・・体が熱かった。
















「はぁ・・・っ、や・・・め・・・っ・・・」




「まだそんな事、言えるんだね」












学級委員長の口元が妖しく弧をかく。

















「もっと快楽に溺れさせてあげようか・・・?」






「・・・えっ・・・?」


















それから、どれくらいたったのか・・・。






オレは学級委員長に上半身を嬲られ続けた。














「・・・ん・・・っ・・・・ひゃぁ・・・っっ」
















体は既に限界を訴えていて、力が入らず、委員長にしっかり支えてもらっている状態。


















「ああっっ・・・!」















痙攣し、一気に力が抜け崩れ落ちる。








が、彼が抱きかかえる様にしてそれを阻止した。












「もう疲れたの?まだまだ、これからなんだけど・・・」










クスリと耳元で囁かれる。





















ああ、オレもう駄目なんだな、抱かれるのかな、と諦めて瞼を伏せた。


























脳裏には大好きなあいつの笑顔が浮かぶ。



















ごめん・・・、オレ・・・・・・・・・





















ッッ!!!」



















空気が震えるくらい大きなあいつの声が辺りに響く。














・・・え・・・・・・・・・・・・?












「・・・誰?」






















オレの傍で学級委員長の不愉快そうな声が聞こえた刹那・・・。





















鈍い音と何かが床に叩きつけられる音が木霊した。




と、同時にオレの体が重力に捕らわれて倒れようとする。













ッッ!!!?」

















もう一度、あいつの声が響く。






するとまた、何かに支えられる。
















でも、その感覚はさっきまでのものとは違っていて暖かくて、優しい力だった。












あ、助けに来てくれたんだ・・・。














自然に口元が緩む。




もう・・・安心できる・・・。
















オレの本能がそう告げる。





大丈夫、助けに来てくれた、と・・・。



















オレは目の前の大好きなあいつに、しっかり抱きついた。























怖かった・・・そう呟いて・・・・・・。









どうも、紅い死神です。
なんというかやっと安心したヒロインちゃん。
って、前半なんかよろしくない・・・っ、描写が・・・。(←死
次は、ついにラスト!!
さあ、この後どうなるか・・・っ!!?
しっかり書かせて頂きます!!

この作品は紅い死神様の夢小説投稿作品です。
紅い死神様、ご投稿有難う御座いました。

photo/Sky Ruins