ごめん・・・
俺がお前を護ってやれてたら・・・










ようやく今日一日の授業が全て終了した。




これからは部活(バスケ)だ。

勉強をした後、思い切り体を動かせる事にいつも喜びを感じる。











けれど・・・・・・・・・




ああ・・・、なんだろう。この気持ち・・・・・・・・・




            





胸騒ぎ・・・と、いうのだろうか。




兎に角、良くない事が何か起こるんじゃないか・・・。













・・・良くないこと・・・・・・?






















『最近お前、男子に絡まれてること、多くないか?』





























今朝俺がに言った一言・・・。










「・・・・・・まさか・・・な・・・」















気を付けろと言ったのだ。






まさかいきなり男に絡まれてるなんて・・・と思う。










が、もしも・・・もしもそうなのだとしたら・・・・・・。

















ドクリッ・・・と体が重く脈打つ。





















「・・・・・・





















鞄を部室に放り込み、の所属する剣道場へ走った。












派手な音を上げ、剣道場の扉を開ける。







すると中にいた部員達がびくりと跳ね上がる。













「・・・・・・・・・、来てるか?」







「え、先輩ですか?・・・まだ見かけてませんけど・・・。」










一年の女子が答えるが、俺は最後まで聞かずに道場をあとにする。

























部活に出ていない事を知ると、余計に不安になった。









次にの教室へ走って向かう。




途中先生とすれ違い、何か言われたが気にしなかった。











「・・・っっ!!」










ガラリッと壊す勢いで教室のドアを開けるが、誰もいない・・・。













グッと心臓が縮まるような感覚をおぼえる。





大きく息を吸い、吐き出す。


俺にとっては短い距離を走ったのに、口の中が乾いていた。














「・・・っ・・・何処に・・・?」



















「あれ、何してるの?あんた」


















後ろで声がして振り返る。










「もう皆、出てったぜ?誰か探してんの?」









見知らぬ男がにっろ笑う。








「・・・は・・・?」





・・・?・・・ああ、あいつならこの組の学級委員長と話があるから

屋上に上がる階段に行くって・・・」






「屋上の階段だな」













屋上・・・今は寒くて誰もいない筈だ。














「情報、感謝するぞ」
















俺はそいつの肩を軽く叩き、屋上に走った。




















ッッ!!!」























屋上の階段・・・。







俺は叫ぶようにを呼んだ。



















・・・そこにはに覆い被さっている、知らない男。




そしてその男に押さえつけられている、大粒の涙を流している



















「・・・誰?」



















その男が俺に言葉をかけてきた瞬間・・・。





俺は男を思い切り殴り飛ばしていた・・・・・・。


























俺がもっとしっかりしていれば・・・・・・



俺がもっと気をつけていたら・・・・・・








ああ・・・ごめん・・・・・・・・・。









必死な親友です。
最後の場面は学級委員長がヒロインの制服に手ぇ突っ込んで変態してた時。
こんなんじゃ、ヒロインが可愛そうだ。
てか親友学級委員長殴ってますよぉ・・・。(ガタガタ
というかヒロインちゃん・・・大丈夫かっ!!?みたいな・・・。
もうそろそろ最後、ですかね。(お話
次も頑張って書かせて頂きます!
読んでくれてありがとうございました!!

この作品は紅い死神様の夢小説投稿作品です。
紅い死神様、ご投稿有難う御座いました。

photo/M+J