ごめんなさい。お前の言うことを、 しっかり聞いていれば・・・ 『・・・・・・ああ。心配、してた』 『ま、気ぃ付けろよ。中には変な奴もいるんだろうからな』 あいつにそう言われた時、スゲー嬉しかった。 ・・・だから、もっとしっかり気を付けていたら良かったんだ。 ・・・もう・・・・・・・・・、オレの馬鹿・・・・・・・・・っ。 「ねえ、さん?」 「・・・・・・?」 放課後。 オレが自分の部活(剣道部)に行こうとした時だった。 声をかけてきたのは学級委員長くん。 「何?」 「ちょっと、話があるんだけど・・・いいかな?」 ニッコリと爽やかに微笑み、オレの答えを待つ。 ・・・まあ、学級委員長だし・・・・・・・・・。 「いいよ」 オレがそう言うと彼は気を良くした様に有難うと言った。 「此処じゃ、話しにくいんだ。誰もいない所が・・・そうだな、屋上に行く階段でいいかな?」 今、屋上は寒くて誰もいないしね。 また微笑み、オレの承諾を待つ。 「何処でも、いいけど・・・・・・・・・」 「そう?じゃあ、行こうか?」 ・・・・・・・・・オレがあの時、断ってれば・・・こんな事には・・・・・・。 「話って、何?」 暗い階段で、オレが切り出す。 正直、早く部活に行きたい。 第一、この学級委員長とは今年度一度も話したことが無いのだ。 しかもオレは、この人の名前すら覚えていない。 だってなんかこの人、爽やかすぎて逆に怖いもん・・・ ま、他の女子にはもてるらしいけど・・・・・・(友人談 「うん。話ってのはね・・・・・・・・・」 ダンッッッ!!!! 何やら鈍い音と、体の痛み・・・。 あと、手首の違和感・・・。 「ッ・・・・・・!?」 「僕の物になってよ・・・。さん・・・・・・」 耳元で低く響く、学級委員長の声・・・。 やっと今のオレの状況が分かった。 オレは彼に手首を壁に押し付けられ、身動きできない。 『変な奴もいるだろうからな』 あいつの言葉が頭蓋に木霊する。 ああ・・・・・・・・・。 どうしよう・・・・・・・・・動けない・・・・・・・・・。 「ククっ・・・・・・。そんなに怯えないでよ」 「・・・・・・・っ・・・。ぅぁ・・・っ!」 耳を甘噛みされ、体が震える。 「・・・・・・可愛いっ・・・。もっと、聞かせて・・・・・・」 「やっ・・・・・・やめっ・・・・・・・・・!!」 学級委員長の空いている手が、オレの制服の上を這う。 ・・・・・・・・嫌だ、助けて・・・・・・・・・・・・。 助けて・・・・・・・くれ・・・・・・・・・・・・・。 |
あわわっ!!何だこれっっ!!? 変な方向行っちゃってます!!駄目駄目駄目駄目っ!!! 大丈夫っ!きっとなんとかなりますよ・・・。 失礼しましたっっっ!! この作品は紅い死神様の夢小説投稿作品です。 紅い死神様、ご投稿有難う御座いました。 photo/M+J |