今すぐにでも、 お前を俺の物にしたいのに・・・ 「・・・昨日は悪かったな、急に押し入って・・・・・・」 「まぁ・・・、別にいいよ」 朝の登校中。 俺はカリンに昨日無理に夕食を食べに行ったことを謝った。 少し驚いたように瞬きを数回繰り返して、頷いてくれて気持ちがすっきりした。 「そうか、なら良かった。」 「何が良いんだよ」 俺が笑うと、カリンも一緒に微笑んでくれて綺麗だなと見惚れてしまった。 「あ、い・・・いや、別に。・・・迷惑だったかなと思って・・・」 「え・・・?え、いや、オレ、そんなこと・・・・・・」 カリンは俺の言葉に戸惑ったように眉毛を寄せる。 「うん、なら良いって。あ、それよりも・・・」 「?」 俺は隣に並んで歩いているカリンに向き直る。 カリンは不思議そうに俺を見上げた。 「最近お前、男子に絡まれてること、多くないか?」 特に、カリンが一人の時に・・・・・・・・・・。 「え・・・?あ、ああそうだな。なんか他のクラスの奴が一人の時に、来るな・・・。」 ・・・・・・・・・やっぱり・・・・・・・・・。 「え、何で知ってんの?お前」 「・・・えっっ!!!?」 ・・・うわぁ、動揺しまくった・・・・・・。 今カッコ良く『お前が好きだからに決まって・・・―』なんて言えないか。 「いや・・・、な。そういう噂を聞いて・・・な。心配だったから・・・」 そう誤魔化す。 嗚呼もう、俺って本当に駄目な男・・・・・・。 「心配・・・・・・してくれてたのか?」 「?」 カリンは確かめるように、少し声を震わせて聞き返した。 「・・・・・・ああ。心配、してた。」 好きな女なんだから、心配して当然だろ。 あ、もしかして昨日のモヤモヤした気持ち、これのせいだったのか? それに昔から知ってた。 『カリンが男にもてる』ってことを・・・・・・。 「・・・・・・っそっか。心配してくれて、ありがとな」 ・・・あれ、今カリンの顔が赤くなったの・・・・・・気のせい? 「ま、気ぃ付けろよ。中には変な奴もいるんだろうからな」 「・・・ああ・・・」 やべ・・・、カリンのことより今の俺、顔真っ赤かも・・・/// カリンを俺の物にしたら、こんな心配もしなくていいのかな。 それ以上に、カリンを俺の物にできたら、スッゲー幸せだろうな・・・。 『大好きだぞ、カリン。』 早くこう告白できる男になりたい・・・ |
「俺」→親友。「オレ」→ヒロインなので・・・。(ややこしくって) どうやら親友は、もてるヒロインのことを心配していたみたいです。 あと、嫉妬みたいなものですかね、男子たちに対して。 次はチョイとその(変な)男子たちを出す予定。(ぇ ヒロインを・・・・・・・・・みたいな。(何 読んでくれてありがとうございましたー! この作品は紅い死神様の夢小説投稿作品です。 紅い死神様、ご投稿有難う御座いました。 photo/M+J |