〜オレは女の子(偽?)〜













てさ、なんで男言葉なんだ?うん」







「・・・は?」







デイダラの問いには間抜けな声で聞き返した。







「なんだって・・・?」



「だからさ、はいつも『オレ』とか、男言葉使ってるだろ?

 格好も男っぽいし・・・。何でかなーってさ、うん。」





思ったわけよとデイダラがヘらっと笑う。

  本を読んでいた俺は、デイダラの言葉に小さく頷く。

確かに・・・俺もそう思う。



暁のコートを着ていても着ていなくても、体は女だということがわかる。

それに、は結構な美人だ。

外見だけ見ればどんな奴でも女だと分かるのに、何故なんだ。





俺はとデイダラの会話に集中してしまう。





「いつの間にか自然に言ってたな、オレって。何でだろう・・・?」



「オイオイ、オイラが聞いてんのに・・・」



「ちょっとまて、思い出しそうなんだ・・・・・・」





どうやらは、中途半端なことが嫌いらしい。

自問自答しながら、答えを懸命に出そうとしている。





「・・・あ、そうか。あの時かな?」



「あの時って?」



「ああ、オレが上忍に昇格してさ、周りから反感くらったんだよ。

 『こんな子供・・・しかも女が上忍なんて、納得いかない』ってな。

 そん時オレ、キレて『見た目で判断すんじゃねーっ!!!』て」



「「・・・キレてそのまま男装か・・・(うん)」」



「あれ、サソリ聞いてたのか」



聞いてたのか、じゃないだろう。

呆れてしまう。

せめて、男勝りだったら良かったのにな・・・。



「ったく、・・・砂の奴らはそういう所五月蝿かったな、昔も・・・」



「サソリって見た目より年食ってるからな」



「そうそう♪」



「なんか言ったか?」





        「「・・・なにも・・・」」





俺が睨むと、二人は大人しくなった。









・・・ガキだな・・・・・・・・・。













「束縛」と同じヒロイン。
男装の理由について語ってもらいました♪
駄目文決定。
何が書きたいのかさーっぱりすいません。



この作品は「紅い死神」様の夢小説投稿作品です。
「紅い死神」様、ご投稿有難う御座いました。

photo/Sky Ruins