:「バカ〜〜〜〜〜ッ!!!」



うぜぇ叫び声が十番隊に響く。

冬:「・・・松本。あれなんとかしろ」

乱:「え? 嫌ですよ。あんな中に入っていったら、命が危ないですもん」





只今事件発生中





一:「だからギャーギャー騒ぐなっての!」

角:「頭にガンガン来るだろうが・・・」

恋:「マジでうぜぇ・・・」



事件現場、十番隊。

加害者、十番隊隊員の

被害者、阿散井、斑目、黒崎一護。

傍観者、俺、松本。





:「あんたたち、そんなんだから彼女できないんだわ!

  一生女の子とイチャイチャすることなく、ゾンビのように朽ち果てて枯れてしまうの!」

一:「なんだよソレ!? 俺らの未来を勝手に決めるな!」



つーかキモイだろ、それ。ゾンビとかさ。



:「死体は白骨化し・・・葬り去られてしまうの!」

恋:「訳わかんねーよ」

死んでいて葬り去られるって・・・埋めるのか。

わざわざ埋めてやるのか、優しいな。



:「骨はあたしが拾い・・・海のもくずとして粉々に散らすの!」

角:「てめぇが海のもくずになれ」

骨粉々にすんのかよ。わぁお、重罪。

日本国憲法もビックリだ。



:「さあ。死んでしまいなさい! 首と指一本くらいは残してあげるから!」

ただの殺人鬼じゃねぇか。

つーかそんなことしたら、オマエが戸魂界から葬り去られるぞ。



冬:「・・・、言っていること滅茶苦茶だろ」

乱:「白骨化が自分で殺すことに変わっちゃってますね」

冬:「『葬り去る』の意味も間違っているな」

乱:「隊長、の辞書では、『葬り去る』→『消えろ』『殺す』なんですよ」

冬:「・・・・・・」

何故だ、松本の言葉にすごく納得できる。



:「髪染め苺をミックスジュースに!スキンと言い張るハゲに落雷を!

赤髪負け犬にこれ以上ない屈辱を!!!」

一・恋・角:「んだとゴルァ!?」



おーおー、壮絶なバトルになってきた。

見るのも耐えられねぇ。



冬:「つーかよ・・・あの喧嘩の原因はなんだよ?」

乱:「ああ、一角と恋次がのおやつを勝手に食べたことですね」

冬:「・・・黒崎一護はどうしてだ?」

乱:「仲介に入ったら巻き添えを食らったんです」

はぁ・・・こいつらは莫迦か。

餓鬼の喧嘩よりレベルが低い。



:「波動拳を我が掌に! 全身全霊で悪を討つ!」

一:「波動拳なんてモンねぇよ!」

恋:「つーか、仮にあったとしてもてめぇ使えるのかよ!?」

角:「それ以前にテメェが悪だ」



あーーー・・・うぜぇ。うざすぎる。

堪忍袋のおが切れそうだ。



冬:「松本、あいつら凍らせて良いか?」

乱:「どうぞ」

:「隊長!! 凍らす云々ほざかないでください!!」

一:「冬獅郎!! ちびっ子は黙ってろ!!」

恋:「日番谷隊長は関係ないんで黙っていてください!!」

角:「餓鬼は引っ込んでろぉぉ!!」





ぷちん。

何かが切れる音がした。



冬:「・・・霜天に坐せ 氷輪丸」



:「え・・・ちょっと・・・隊長?」

一:「冬獅郎・・・早まるなよ・・・」

恋:「・・・う、うわあああああああ!!!」



悲痛な叫びが戸魂界に響いた。









この作品は蒼空の雫様の夢小説投稿作品です。
蒼空の雫様、ご投稿有難う御座いました。